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フィリピン人介護士受け入れの問題点〜3

フィリピン人は非常にホスピタリティ(もてなす心)に富んだ国民性を持つと言われています。フィリピン人介護士を受け入れた際、そのホスピタリティを学ぶことは、日本人介護士にとっても大きな意義があると思います。目的が本当に人材交流であるならば、今回の協定署名は歓迎すべきことでしょう。しかし実態は……外務委員会において、麻生外務大臣(当時)は野党議員の質問に対して、「看護も介護も日本においては非常に労働力が不足している。だからフィリピン人を受け入れるのは大きな意義がある」と口を滑らせていました。早速、野党議員から「今回のEPA協定は人手不足解消ではなく、人材交流だったはず。前提がちがってきている、おかしい」と指摘されていましたが、やはり政府の本音は、労働力不足を外国人労働者で補いたいのだということが明らかになりました。
さらに問題なのは、入国したフィリピン人が養成施設で学ぶ際の状況、あるいは介護施設での就労状況をどうチェックするか、という体制が非常に不透明なことです。
外務委員会での厚生労働省の答弁によると、フィリピン人の受け入れ機関である国際厚生事業団が年1回、フィリピン人を受け入れている施設等を巡回指導する、報告書を提出してもらう、といった方法でチェックするとのことでした。
しかし、年1回のチェックで、どの程度のチェックができるのでしょうか?「チェックは行っている」というための形式的なチェックではないかと疑いたくなります。しかも、現在の国際厚生事業団の人数は、わずか16人だそうで、この業務を請け負う際には人数を増やしてチェック体制を整える、ということですが、いったい何人体制で行うのかはまったく未定だとのことです。
そんなチェックで、日本人と同等以上の労働条件という規定が守れるのか?最初に厳しいチェック体制が敷かれなければ、受け入れたは良いが、規定倒れに終わらないか?非常に心許ないと思います。
最近、介護・福祉業界は求人難に陥っています。どこの施設、事業者も人手がほしい。そういう状況下でのフィリピン人介護士受け入れです。そして、このフィリピンを皮切りに先日はインドネシアとも同じような協定署名がなされています。雪崩のように外国人が押し寄せてきたら、介護の現場はどうなるのでしょうか?
ある野党議員が、「日本人の介護士、看護師が足りないからと安易に外国人を受け入れたら、介護・看護業界は労働条件が向上せず、ますます若い日本人の労働力が集まらなくなり、取り返しがつかないことになる。受け入れるなら、きちんと受け入れてどう変わったのかを検証しなくてはだめだ」と言っていたそうですが、本当にその通りだと思います。



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